2月22日、亀田3兄弟の次男・亀田大毅さんが「しくじり先生」(3月14日放送/テレビ朝日系列)に出演することをブログで発表。「ブログやめます!」と宣言したエントリー以来、約8ヶ月ぶりの更新となりました。
父・亀田史郎をトレーナーに家族ぐるみでボクシングに取り組んでいましたが、実はボクシングが嫌いでやめたかったんだそう。ボクシングを始めた当時は読書や絵を描くのが大好きな子どもで、現在は「多趣味」「芸術家肌」とされることも。
こちらの記事では、亀田大毅さんの意外な素顔を紹介します。
亀田大毅さんのボクシング人生
内藤大助選手との試合で、ダーティーなイメージが定着
亀田大毅さんは、1989年1月6日生まれ。「3兄弟全員を世界チャンピオンにさせる」という夢を持つ父・史郎さんのもと、11歳でボクシングを始めました。
2004年には史上最年少の15歳3か月で全日本実業団選手権バンタム級優勝、全日本社会人選手権で準優勝。2006年1月には6ラウンドの試合に出場できるB級ライセンスのプロテストに合格し、デビュー戦から10連勝を果たすなどの活躍を見せました。しかし、本人は自分よりも才能に恵まれた兄弟に挟まれ、とても辛い思いをしていたんだとか。
2007年には、18歳9ヵ月という日本人最年少王者記録の実現がかかったWBC世界フライ級チャンピオン・内藤大助選手との試合が。試合前の会見での「ゴキブリ」「いじめられっ子」という無礼な発言、試合中に体を持ち上げてマットに投げつける反則行為で、ダーティーなイメージが定着してしまいました。
その後、WBA世界フライ級王座、IBF世界スーパーフライ級王座などを獲得するも、2013年には「負けても王座保持問題」が大きなトラブルに発展し、国内では試合ができない状態に。2015年11月4日、左目の網膜剥離で引退しました。
試合後にピアノの弾き語りも
対戦相手に対する過激なパフォーマンスで大きな注目を集めた亀田3兄弟ですが、大毅選手のそれはかなり変わっていました。挑発的な発言はもちろんですが、KO勝利などに歌をうたっていたのです。
- 「ONLY LOVE」(HOUND DOG)
- 「ff」(HOUND DOG)
- 「Heart of Gold」(T-BOLAN)
- 「Dear」(T-BOLAN)
- 「ロード」(THE 虎舞竜)
- 「いつかのメリークリスマス」(B'z)
- 「love song」(森友嵐士)
- 「道」(EXILE)
実際に歌われた曲はちょっと懐かしいものが多かったよう。「お笑い芸人歌がうまい王座決定戦スペシャル」で決勝に勝ち上がるほど歌唱力は高く、カラオケだったらけっこう盛り上がりそう!…ですが、負けた選手はどんな気持ちなんでしょうか。
さらには、試合後にオリジナル曲をピアノで弾き語りしたことまで。マイクパフォーマンスならぬピアノパフォーマンスで会場を盛り上げていたそう。
ボクシングだけの人じゃない!?
亀田3兄弟=ボクシングという強烈なイメージがありますが、プロデュースしたボクシング&フィットネスジム「k3gym」のInstagramでは、大毅さんは芸術肌の多才な人物として紹介されています。いったいどんな趣味を持っているのでしょうか?
ピアノ
子どものころから練習していてピアノが弾けるという方は多いですが、ブログを見る限り、大毅さんがピアノを始めたのは2010年、20歳前後のころ。かなり遅いスタートですが、趣味として演奏したり、作曲したりと楽しんでいるよう。チャレンジ精神が豊富なのかも。
お絵かき
ブログには「はじめの一歩」などの自作イラストが投稿されているのですが、これがけっこううまい!実は、デビュー戦のポスターには弁慶のイラストが掲載されていたのですが、それも同氏の描いたものでした。
中学生のとき、「グラップラー刃牙」「北斗の拳」などの作品が好きで、毎日のように描いていたらここまで上達したんだとか。スポーツ一家なイメージがあるだけに、インドアな趣味は意外な印象。でも、お絵かきってハマってしまう時期、ありますよね。
競馬
ブログへの投稿がものすご~く多い趣味が、競馬。阪神競馬場(兵庫県)や大井競馬場(東京都)に加え、メキシコの競馬場に足を運んだことまであるんだとか。フランス旅行の写真を投稿する際も、凱旋門を「競馬で有名」と紹介しています。たしかに「凱旋門賞」の名前の由来になっていますが、ほかにも有名なポイントがある気が…?
実は、ファンになったのは10歳のときで、ボクシングよりもちょっとだけ長い付き合いのよう。競馬雑誌やスポーツ新聞で順位予想を発表したり、騎手との対談したりと、こちらの世界でも活躍を見せていました。
また、ブログによれば「競馬ゲームは今まででたやつはほとんどやってます」とのこと。競馬ゲームは馬の飼育や繁殖などを行い、レースでの勝利を目指すジャンル。やり込み要素が多く、かなり長時間遊べる作品が多いのが特徴です。
しかも、「ダービースタリオン」「ウイニングポスト」という有名シリーズだけで20作前後発売しているので…もしかしたら、むちゃくちゃゲーマーなのかも?
引退したけど、今後は…?
2015年末にボクシングを引退した亀田大毅さん。現役時代は挑発的なパフォーマンスで話題になってしまいましたが、本当は多趣味で器用な人だったのかもしれません。今後どのような活動をしていくのか注目です。
(image by 筆者)